あつぼう

モンゴルのあつぼうのレビュー・感想・評価

モンゴル(2007年製作の映画)
3.3
12世紀のモンゴル、そこには血生臭い略奪、殺戮が繰り返されてた時代です。男として生まれたなら強い事こそ生き残る術。幼きテムジンは父親を毒殺され、さらには父親の部下にまで裏切られ死の一歩手前まで追いつめられます。
9歳の少年であろうが手加減なしで奴隷扱いするけど、テムジンの心は折れないのがいい。生き延びる事への執念が彼を強くし、そして偉大な人物への階段を登らせたのかな。
正直ここまで過酷な環境の中でよく生き延びたなって感心しました。それぐらい9歳の少年には辛い現状でした。
随所に戦闘シーンがあるのですが、ちょっと物足りなさを感じます。
モンゴルの大自然とその草原を埋めつくすぐらいのエキストラで迫力はあったのですが、戦闘シーンの動きが鈍いんです。
ワイヤーやCGを使わないから仕方ないけど、命を賭けて闘ってるんやからもう少し機敏に動いて欲しかったです。
これだけ偉大な人の半生を描くのには、これぐらいの時間では全てを説明出来ないですよね。
人間関係などをもう少し説明してほしいけど、時間の都合上無理なんでしょう。少し予習をしてから観た方がすんなりとこの映画にはいれるかも。
あつぼう

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