日本人でも詳しいことは知らない芸者の世界を、日本人じゃない監督が撮るというのはなかなか面白い視点だし、話も結構面白かったんだけど、やっぱり問題とすべき点は多々あるよね。
まず、キャスティング。
日本人もたくさん出てるのは、とてもありがたいし、少しは日本人にとっても受け入れやすいものにはなってる気がするんだけど、メインキャラクターの女性たちがみんな日本人じゃないのはどうなの？と思う。
チャンツィイーもミシェルヨーもとっても美しいんだけどね。
あと言語問題ね。
ここまで英語でも日本語そのままの単語がたくさんあって、舞台設定もキャラクターも日本人のはずなのにそれでも英語で話し続けているのは、日本語を話す日本人としては違和感というか、ハリウッドに文化を奪われてる感があって気持ちのいいものではなかった。
まあ監督が英語を話して英語で指示するのだからしょうがないのかもしれないけど。
論文の参考にずっと観たかったから、やっと観れて良かったです。
