タクマ

殺しが静かにやって来るのタクマのレビュー・感想・評価

殺しが静かにやって来る(1968年製作の映画)
4.1
見たで。卑怯卑劣な賞金稼ぎVS声なき殺し屋ガンマン。うへえ、面白い!真っ白な雪山を舞台に暴力を生業とする世界に生きる男達の残酷さと哀愁を描いた異色すぎる西部劇。悲しみと爽快感が両方存在するラストの鳥肌と余韻…ネタバレ厳禁でいきなり見てほしい映画。凄まじい。
本格的に色んな映画をみたいなと思い始めた10代の最後辺りに読み漁った映画本の中にこの作品の記事が載っていてそれ以来ずっと見たいと思い続けていた映画。Huluで配信されたのでやっと見る事がかなったが噂以上にラストの切れ味が凄い映画。この手の西部劇ではおそらく誰もやって来なかったであろう禁じ手を使った映画なだけに誰しもが受け入れれる映画ではないとは思うが観賞後のこの感触は映画ファンなら一生に一度は味わって見るのも一興かも知れない。
雪山の景色の使い方も凄く印象的で作品の持つ哀愁を引き出す事に成功していて劇中で流れるモリコーネ音楽がとても沁みました。
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