このレビューはネタバレを含みます
天才すぎて狂人じみた、次の行動がいつも想像の斜め上ゆく展開で目が離せない哲学者ヴィトゲンシュタインの数奇な人生。独自の視点で描かれた本作は簡潔でわかりやすい。
姉の肖像画クリムトに描いてもらったりしてるお金持ちの上流階級出身だけど、家系的に自殺願望がチラホラしがち。免除されたのに戦争行ったり、遺産放棄したり、世捨て人になりたいと修道院行ったり(断られたけど)、田舎の小学校で教師したり、ケンブリッジで教授になったり、ソ連で労働者になったり...、色々振り幅ひろすぎるから面白い。
2024-188