愛人 ラマン／恋人・ラマンのcalanqueのネタバレレビュー・内容・結末

ジェーン・マーチの小悪魔っぽい魅力が良かったし、映画全体の雰囲気も美しいんだけど、なんか…ね。

あからさまなアジア人蔑視が結構キツかったかも。
あんなに立派な中国人青年が（しかも金銭的援助までしてる立場なのに！）西洋の小娘に奴隷みたいに傅いているのを見るのが辛かった…。しかも小娘の家族まで彼に対してあの態度ってね…散々飲み食いさせてもらっておいて。

魔性の小娘の魅力に取り憑かれちゃった悲しい男の話（ロリータとか痴人の愛とか）は結構好きなんだけどこの作品はもうひとつグッとくるものが無かったです。
やっぱり人種差別的な問題でモヤっとしてしまって、入りこめなかったかも。

ただ、少女のファッション（帽子に三つ編み、ワンピース）はとても可愛くて、観ておいて良かった。