デビットボーイ

PASSIONのデビットボーイのレビュー・感想・評価

PASSION(2008年製作の映画)
5.0
2日前に観てどハマりしたハッピーアワーに続いてスクリーンで観たけど、こっちのPASSIONの方がさらにレベルが高かった

脚本がまずメインにあって、脚本を引き立てるために映画という媒体を用いている、そんな作風がこの頃から既に完成系であるのが納得
一瞬たりとも聴き逃したくない会話劇
遠目からフェイドインしてくる長回しなど、画面の構成力にも脱帽

濱口監督の芸大修士での卒業制作らしいけど、この頃から既に独自の映画観を持っているのも、スゴいな〜
ドライブ・マイ・カーとか偶然と想像とかの代表作が、このPASSIONの前では霞んでしまう

20240129 目黒シネマ 濱口竜介レトロスペクティヴ