静かでしっとりしみじみいい映画だった、宮沢りえ、宇崎竜童、加瀬亮が物凄くいい、宮沢りえがあの時代を生きた女性の健気さしなやかさ強さを存分に見せてくれた。トヨと留吉の純愛は胸がキュンキュンしてしまう。
映画館の斜陽を実体験してきた、昔は3本立てなんてのがあったし通路に座って見るほど人がいたことも薄っすら覚えてる、終わったら拍手もしてたような記憶もある、テレビに取って代わられ次々閉じていった、今はシネコンで全く違うものになった、いいも悪いもないけれど懐かしいのは懐かしい。
伏線回収に無法松の検閲でカットされたシーンがあるのかな？と思ったんだけど。
今も昔も人の口に戸は建てられぬ、グチャグチャ言う周りなんかに振り回されては敵わない自分は自分だと思って生きようっと。
