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ゴジラVSビオランテのZUSHIOのレビュー・感想・評価

ゴジラVSビオランテ(1989年製作の映画)
3.2
久しぶりに平成ゴジラが観たくなって、平成ゴジラ最高傑作とされるビオランテを鑑賞。
確かに、シン・ゴジラ後に観ると、しょぼく感じるところもあるが、それにしても昭和ゴジラでジェット・ジャガーが物理法則を無視して何となく巨大化しちゃったりする「ゴジラ対メガロ」などに比べれば、あるいは平成ガメラ以前の作品として考えると、自衛隊の戦略的な展開等当時としては革新的なゴジラ映画だったことが分かるし、今はもう再現できないであろう、特撮文化の水準の高さ、ビオランテの造形デザインの良さ、初代ゴジラから引き継がれる人間が生み出す科学の罪業などを踏まえた脚本、峰岸徹のランバ・ラルのオマージュか?とさえ思わせる死にざま…やはり庵野秀明が次に作る「シンゴジラ」は『シン・ゴジラVSビオランテ』しかないなと思わせられた。
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