Saa丸

劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオスのSaa丸のネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ラティオスが死んでしまって、夢写しでサトシ達に自分が見てるものを見せたときに、カスミが水の惑星を地球と言わないところが、この作品の伝えたいことが詰まってる様に感じた。

歌詞にも同じようなフレーズがあるけど、海に風が、空に太陽が必要なのと同じようにってやつ。

リアルに置き換えると、人とか動物にとって水はなくてはならないもので、恵みであると同時に、人や動物の命を奪うものに変わってしまう事もある。それは、歴史とか文明も同じで。
人は人以外のものと上手くやっていかないと生きていけないんだぞと言われたように感じた。

最後の橋のシーンは、全人類好きでしょ!
ラティアスかカノンかは、どっちだろうね。
サトシは橋のシーン前後では、カノンって呼んでたけど果たして。。。
サトシが街でラティアスを追いかけるシーン。ここも、トップクラスで好きなシーン。
音楽が、知らないとこに迷い込んだ感があってめっちゃ良い!
画面の写し方も、家のベランダにある草の合間から、、、とか。
2人の追いかけっこを、視聴者が覗いてるような構図になってたり。凄く微笑ましい。

この作品のというか、シリーズ通してトップに入るくらい嫌いな悪役が今回の姉妹。
あれは救えない。
務所に入ってからも、宝物の本を見ながら笑顔で次の作戦立ててるみないな描写とか、
捕まった時の新聞で、ピースしてたりとか。
なるべくしてなった悪役だなと思った。

本当に嫌いだが、反してこの作品に必要なかったかと言われれば、この映画の魅力を見てる人に伝える上では、かなり重要なキャラだったように思う。

一生務所で、本読んでてくれ。その方が逆に良いのかも
Saa丸

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