keiko

スタンド・バイ・ミーのkeikoのレビュー・感想・評価

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)
3.6
さすが名作ですね。作家になっている現在の主人公の語りと過去の回想を織り交ぜつつ、多感な時期ならではの青春のキラキラした感じとかかけがえのなさみたいなものが上手く表現されていてよかった。

親の社会経済的地位や住んでいる地域が子供の人生を決めうることが子供ながらにも分かっていて将来を諦めようとしている描写とか、子供にとって手放しに信頼出来る存在であるべき教師に裏切られたことがショックで泣くシーンが特に印象に残った。
このような経験がどのくらい彼らにとって絶望的なことか。ただの青春回想ものがたりで終わっていなくて、このような社会問題にも目が向けられるような描写もあって良かったな。終始クリスがいい子すぎて抱きしめたかった。

ただ彼らの言葉遣い(スラング)や小中学生男子特有の下ネタ&会話のノリのせいで感情移入は今いちできなかったのが残念。(女性かつ女子校育ちだからか…?)
keiko

keiko