みずき

スタンド・バイ・ミーのみずきのレビュー・感想・評価

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)
3.9
ITを観てから、「スタンドバイミーを思い出す」というような感想をちらほら見かけたため、観てみることにしました。

ものすごい名作と言われているにも関わらずITを観るまで私はこの作品を知らなかったので、純粋な感想を書きます。
たしかにITっぽい!!
大人に頼らず…否、大人に頼れないからこそ、子供たちだけでなにかを解決しようとするところ。
あと、ちょっと度を超えた不良の兄ちゃんたちが登場するところも(笑)

いつも一緒にいる仲良しな4人、秘密基地があって、タバコをこっそり吸っていて。
旅の道中でも、走ったり水に沈んだり、夜は焚き火を囲んで話したり……。本当、楽しそうですよね!この年代の少年少女が見たら、絶対羨んで、真似したくなるだろうなって思います。

でも、この旅のあと、本当に仲良しだったはずの友人達とは疎遠になり、親友とも離れ離れになりーー。
永遠だと信じていたはずのものは、結果だけ見れば、年月を経て跡形もなくなってしまった。
けれど、だからこそ、この12歳の時の思い出は、主人公の胸にいつまでもきらきらと残っているのだろうし、「あのような友人は2度と出来ない」と言い切れるのでしようね。

儚くて美しい時代を捉えた、素敵な映画でした。
結局のところITとはテーマとかも違うんですけど、でも子供たちが魅力的なお話は観ていて本当に楽しいです!
みずき

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