あしからず

奇跡のあしからずのレビュー・感想・評価

奇跡(1954年製作の映画)
4.5
余分を全て削ぎ落とし磨き上げた宝石のような感触でまさに神がかり。予想通りの結末に静かに歩むただそれだけなのに涙。教派を超えた奇跡とそれに反発するようなリアリズムの弁証法の説得力。緻密な銅版画のような映像が精神を補強。心のように何度も開いては閉じる扉。すごいものみた。それでも四つ裂きになった子がいる事は忘れられない。
あしからず

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