Frengers

奇跡のFrengersのレビュー・感想・評価

奇跡(1954年製作の映画)
4.2
冒頭の高台に登るシーンが一人ずつ反復された後、各登場人物は右へいっては左に帰っていき、左に行っては右に戻ってくる。そこで深刻になっていく、家族、宗教の懊悩。その往復の比喩でもある振り子時計を止めてから「奇跡」によって全てが氷解していく後半はかなり痺れる。
舞台劇を元にしたからか、長回し多様の緊張感があり目が離せない。
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