「人間というのは妙な生きものよ。悪いことをしながら善いことをし、善いことをしながら悪事を働く」
大好きな長谷川平蔵の言葉です。
この言葉を地で行く映画なんだろうなぁきっと。
DVDを再生すると淀川さんの解説から始まる
淀川長治さんの世界クラシック名画100撰集(4)
フランク・キャプラさんですね淀川先生。所々設定違ってるけど、合ってますよね淀川先生(笑)
アップル・アニーが自宅でいつも流す音楽に近所の人たちがうっとりするのですが、これだけで下町の人情というか、皆で肩寄せ合って生きている感じ、そういった匂いがしてくる。なんだか江戸時代が見えてくるのは気のせいかな。
貧しいアニー。ジンをガブ飲みするアニー。そんなアニーの大ピンチに、ギャングたちが一肌脱ぐの?もしかして?
消される!!!
(;´゚д゚)アワワワ
このブン屋、消される!!!!(笑)
そして突如あらわる日本人(笑)
からの~年齢詐称!!(びっくりした)
水が高い所から低い所に流れるように、権力の高い所から低い所に流れる小言(笑)
機関銃と催涙弾の嵐が吹き荒れるかもしれない一夜限りのパーティーが…ぎこちないにもほどがある大パーティーが、今始まろうとしていた…(笑)
楽しい
フフってさせられるのは、演出がいいんだろうなぁこれ。
そしてなんという粋なはからい
うんうん
わかるよわかる
人生、捨てたもんじゃないなって思えてくる。
甘ったるい砂糖でできたキャプラ・コーン。理想を追い求めるその味は、甘いお菓子というよりも、何故だかあったかい甘酒の味がしました(笑)
まんまと乗せられて幸せな気分に浸るのがまた楽しいですね。
淀川さん曰く、フランク・キャプラはこの映画の話が好きで好きで『ポケット一杯の幸福』という題で、もういっぺん映画を作ったんだそうな。なるほどこっちはベティ・デイヴィスか。これは是非とも観なければ…