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光年のかなたのENDOのレビュー・感想・評価

光年のかなた(1980年製作の映画)
4.0
スピリチュアル系鳥人間映画。飛ぶまでの技術論ではなく精神的な解放をジジイに教わるジョナス。給油所の店番、廃車工場の大掃除、そのすべてが徒労に終わりつつジジイとの関係は良くなっていく。その中で飼っていた豚を殺され、ジジイと穴兄弟になってしまうわけだが。飛行に失敗した血達磨ジジイを首だけ出して穴に埋め3日3晩水だけ与え続けると何と全快!(破傷風になるのでやめてください)時計を見ずに時刻を当てたり、記憶の拡張をヌーボー・ロマン並みに綿密な描写で伝えたりと忙しい特訓の数々!狩人トーマスと共に鷲狩りに行くが意外とすぐに捕獲に成功!帰宅すると呆然とした表情で小屋の外に座り込むジジイ。一目には目を見開いたまま絶命してるかと思ったがそれも鍛錬の賜物、1時間ほど自分の魂を世界に開いていたのだ。最後の飛行前には鷲の返り血を浴びて験担ぎ。場末の酒場でゆきずりの関係を結ぶジョナスのゴツゴツした青春を灰色の空の下で追体験する。自作字幕!
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