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カンパニー・メンのjuriのネタバレレビュー・内容・結末

カンパニー・メン(2010年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

失業者を側から見ると、仕事選んでる場合じゃないでしょ!と思うけど、いざ自分のこととなると選んでしまうんですよねえ..

この会社にモデルはあるのかな〜?とググったら監督のインタビューがでてきてそれが結構面白かった。

いくつかの工業会社、身内の経験などを基にして脚本を書いたようです。
ベンアフレックについて、「一見傲慢だが、憎めないキャラクターを演じることができる」と評価していて、確かに〜と思いました。彼って若い時はハンサム枠だったのかな?わたしの中ではまさに監督が評した役のイメージしかないや。笑

それから、クリス・クーパーの配役が絶妙だなあと思いました。こないだ見た「遠い空の向こうに」のイメージも強いのかもしれないですが、元軍人とか肉体仕事からの成り上がりって役にぴったりなんですよね。

そして偉くなっても堅実に生きてきたんだろうなっていうお顔立ち(若干好みフィルターかかってます!)

フィルが解雇されたと知って人事の担当者と不倫してるジーンが抗議しに行くんだけど、その場で自分も解雇されてしまうっていう血も涙もない展開に..。
会社からしたらジーンは面倒な存在ですもんね。

結構テーマは重いのに、テンポがよくてそれがすごく日常っぽい。

大抵の映画のように何か悲劇があって終わりではないのが日常ですもんね。とにかくキャスティングの大勝利、いい映画でした。
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