信じられないかもしれないが、公開当時、日本は空前のサーフィンブーム(後にも先にもそんな時代はないだろう)で、サーフィンやってないやつもサーフボードを買ったりする時代だった。
そんななか、この映画とカラパナがテーマ曲をやった「メニー・クラシック・モーメント」と山下達郎がサントラを担当した「BigWave」は、サーフィン映画御三家と言われて、日本でも大ヒットした。
キャロル・キング、レイ・チャールズ、フォー・シーズンズなと、こちらも使われている曲は豪華だ。公開当時、多くの人に嘲笑された噂の日本版だけのエンディングソング川崎龍介の「こころに海を」も、どうせなら聴きたかった。
いかにベトナム戦争が当時のアメリカに暗い影を落としていたのかが分かる。しかもあのタカ派ゴリゴリの戦争礼賛主義者だと思っていたジョン・ミリアスが撮ってたのかと思うととても考え深い。