anguish

エレファント・マンのanguishのレビュー・感想・評価

エレファント・マン(1980年製作の映画)
3.8
2nd viewing

○初めての視聴だと思っていたら徐々に思い出しました、いつ見たんだろう。一度は見て欲しい作品。実在したプロテウス症候群のジョゼフ・ケアリー・メリックの半生。

奇異な外見のために見世物にされ、人から恐れられて自身を守るために能力を隠して生きてきたジョン・メリック(ジョン・ハート)は外科医のフレデリック・トリーヴス(アンソニー・ホプキンス)に救いだされた事によって彼は多彩な才能や感受性豊かな青年であることが分かる。初めは驚いていた看護師たちも徐々に彼の数少ない理解者となり、このままやっと安住の日々を過ごせるかに思えたが…トリーヴスは自分が彼にしてきた事は正しいのか、自分は善人か悪人かと考える。

ふと過ぎる事があります、美意識ってなんだろう。好きな顔、好きな声、好みの俳優、好きなメロディ…これのせいで損している事が多い気がする、答えは出ないけどね。この映画は残酷な映画なのか救いの映画なのかと見方によって変わるかもしれない、普遍的なもの。最後に流れる「弦楽のためのアダージョ(Adagio for Strings)」が切ない。

今回は間違いなくアンソニー・ホプキンスです(?)イケメン、フサフサでビックリ、シルクハットにステッキがかっこ良過ぎる。ケンドール夫人は見た事ある~と思ったらアン・バンクロフトでした。

21(266)
anguish

anguish