やはり私が映画にハマる頃にはすでにハンニバル・レクターやオーディンになっていただけに、私の知らない若き日のアンソニー・ホプキンスの姿に見とれてしまった。
奇形に生まれ、サーカス小屋の見せ物になっていた心優しき青年ジョン・メリック(エレファント・マン)…。
『グレイテスト・ショーマン』は好きな映画だが、現実は残酷なまでの好奇な目と悪意ある興味に満ち溢れていたのだろう。
少しずつ、周囲の人々が彼の容姿を受け入れていく過程があって、そこがよかった。
アンソニーとエレファントマンが初対面のシーン…アップになった瞬間、アンソニーの目からポロリと流れる涙…、たしかに神シーンだった。
2024.29