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エレファント・マンのpoemのネタバレレビュー・内容・結末

エレファント・マン(1980年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

思わず目を瞑ってしまいそうなジョンへのひどい仕打ちのシーンが頻発していましたが、それでも一人の人間として生きていこうとする彼の強さに胸打たれた。
病院からサーカスに戻り、仲間たちが逃してくれるものの、一度は野次馬の反応に興奮して、母を襲った本物の"エレファント"になりかけるが、彼はそれらとは違いただの一人間なんだとトイレで崩れ落ちるシーンはひどく印象的であった。

ただ、ケンドール夫人の真意が最後まで掴めなかった。何故、新聞の記事を読んだだけで彼と会いたいと思ったのか。人間の好奇心の一例として列挙されたのだろうか。それとも売名目的?もしかすると自分にも子供がいたとか?

いずれにせよ、最後まで人間であり続けようとするラストシーンも素敵だった。実話を元にしながらも、フィクションめいた映画らしさを感じるストーリーがまたたまらない。
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