「タクシードライバー」でパルムドールを得たスコセッシが続けてデ・ニーロを主演に据えたラブストーリー。
第二次大戦の終結を祝うパーティーで出会ったサックス奏者の男と歌手の女が公私両面で支え合い、そして衝突も起こす物語です。
共に表現者の2人が芸術観と人生観の相違で私生活においてもすれ違っていく展開はそのまま「ラ・ラ・ランド」の原型ですが、こちらは批評と興行両面で惨敗しスコセッシをドラッグに溺れさせたそうです。
ストーリー自体は悪くないのですが、2人のどちらにも共感できず、あまりに冗長な話の運びで退屈に感じてしまいました。
シナトラの歌唱で有名なニューヨークのアンオフィシャルアンセムの出所を知れたのは良かったです。