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スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐のtaaahのレビュー・感想・評価

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新三部作の中でこれがダントツ面白い。
ようやくスターウォーズの魅力が分かり始めたみたい。

悪と善は相反してるようでいて、実は紙一重なんだろうね。多分、「バカと天才」「好きと嫌い」みたいな関係。

新三部作を通しての感想としては、自分には、まるで"毒親とその子ども"みたいな部分がストーリーの核に思えた。
あるゆる面で成熟していない子どもを、見守っているふりをしながら長い年月をかけて支配していき、本人に自己嫌悪や罪悪感を抱かせ、精神を蝕み、弱みにつけ込み、悪へと導いていく。
アナキンはまわりの環境によってそうさせられてしまった被害者だから、この展開に悲しく、そしてなんともいいがたい憤りを感じる。

邪悪な人間の恐ろしさとそこに至るまでの背景をしっかり描いてるところとか、DC (特にバットマンシリーズ)っぽいなとも思った。実際どっちが先なのかは知らないけども。
壮大かつ非現実的な世界観と、人間の高潔さと邪悪さの両方がうまい具合に描かれてるから長いこと人気があるのかな。
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