ゆ

パンズ・ラビリンスのゆのネタバレレビュー・内容・結末

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

始めから終わりまでとにかく激重激暗なダークファンタジー。
ポスターの妖精と少女でうふふ的な雰囲気は微塵も感じさせない!!
少女が冒険するファンタジーストーリーに違いはないんだけど、なんか色々エグいしツラいし、試練はどっちもなんか映像がグロテスクで薄目で見たくなる感じだった。

個人的には冒険ストーリーよりも現実世界の戦いの方が面白かった。メルセデスさん主人公にして観ても絶対面白い。
結局すべて彼女の妄想幻想でした!とも取れるオチで、救われたんだか救われてないんだかよく分からない終わり方。観ている方に救いはない。
でもずっと現実世界で大人の間に挟まれて苦しんできた事を思えば、永遠の幸せを手に入れたと思えない事もないし
とにかくキャッチコピーはめちゃくちゃ秀逸だと思った!!!

あとメルセデスが歌ってくれた子守唄は、一番最初も終わりもスタッフロールでも流れてて、重要なキーワードのひとつになってる感じだった。最初と最後が繋がる感じの演出。

暗重すぎて個人的に好きなタイプのお話では無かったけど、飽きさせない引き込まれる話ではあった!
ゆ