パンズ・ラビリンスの作品情報・感想・評価

パンズ・ラビリンス2006年製作の映画)

EL LABERINTO DEL FAUNO

製作国:

上映時間:119分

ジャンル:

3.6

「パンズ・ラビリンス」に投稿された感想・評価

Chihiro

Chihiroの感想・評価

3.0
中学生くらいの頃にパッケージに騙されて見事にトラウマを植え付けられた映画。ペイルマン怖い。パンも妖精も怖い。そして現実世界も怖い。画面の青白い感じも怖い。子守唄も怖い。何もかもが怖い。怖くてグロくて暗いシーンばかりだけど、綺麗なシーンもたくさん。湯船の縁に腰掛けて本を広げたシーンが1番好き。
Kachi

Kachiの感想・評価

3.8
スペイン内戦を舞台とした作品。
的外れな見解かも知れないが、ピカソのゲルニカをじっくり眺めてから鑑賞すると、不思議と作品の核心部に深く入り込める気がした。

本作のラストシーンと同じく、様々な解釈が可能なピカソのゲルニカ。ピカソは動物を象徴的に用いて、人間の残忍性やヨーロッパ全体を覆う暗黒さを表現した。

翻って本作の怪物パンは、非常時において顕在化する人間の残虐さや狡猾さを非難し、王女の資格を有するオフェイラに3つの試練を課して、彼女の王女としての資質を問う。

第1の試練でオフェイラは、自身のポテンシャルをしっかりと示すも、第2の試練では誘惑に負けてぶどうの果実に手を出してしまい、試練失格となる。これは、禁断の果実に手を出してエデンの園を追放されるアダムとイブを意識しての演出であろう。

無垢な少女オフェイラは、内戦の渦中にあって敵味方のいずれが正義かも分かり得ぬ緊迫した状況に置かれており、愛する母が出産によって死と隣り合わせにあるという受け入れがたい現実が眼前にある中で、つい魔が差してしまったのだ。

最愛の母の死、信頼していたメルセデスの裏切り、迫り来るレジスタンスの銃撃…オフェイラは、ラストチャンスと念を押されて第3の試練に臨む。その試練で試されたのは、皮肉にもオフェイラ自身の自己犠牲。彼女は父の銃弾に斃れ行きを引き取るも、迷宮の王女として迎えられる。

高貴な魂のあるべき場所は、この世にはないという厭世観さえ漂うラストシーンであった。第二の試練で楽園から追放されたオフェイラは、自己犠牲と引き換えに再び楽園へと召還されていったのだ。
emii

emiiの感想・評価

3.3

このレビューはネタバレを含みます

シェイプ・オブ・ウォーターがきっかけで観たいと思った作品。

拷問シーンのところは観てない。

主人公の女の子が泥だらけになってカエルを探しに行くシーンで綺麗な子だなぁと思った。薄暗い青色っぽい映像が多い中で彼女の色の白さが透明度を増してますます純粋で尊いものに思えた。

シェイプ・オブ・ウォーターもそうだったけど、最後に主人公は人間の世界を去る。

でもそれは不幸でも悲しみでもなく、たぶん幸せなんだと、これでよかったんだと思わせてくれるのがギレルモ監督の作品。
きょん

きょんの感想・評価

3.3
デル・トロ監督で高評価なので期待して鑑賞。
いろいろ考えさせられる作品ではあるけれど、個人的には相性はイマイチだったかな。
美しい戦争映画という言われ方をしているが、それもどうなんだろう。あくまでも幻想の世界であり(映像は確かに綺麗だけど)内戦の描写は重く痛く憂鬱なシーンが多い。
Know

Knowの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

政権、軍人の新しい父といった様々なものによる支配のもとで生きる主人公の少女オフェリアが見つけたもう一つの世界とは。

 いつの時代も弱いものたちは虐げられ、さらにその中でも子供という無垢な存在は翻弄される。
 もう一つの世界も結局のところは救いだったのだろうか。言われるがまま、しかし幼い故の無知と傲慢によって身を危険に晒し、最期は新しい時代の犠牲となる。その犠牲は美しい物語として美化されているが、銃弾に身を貫かれ、その指先から滴り落ちた血によってその扉が開かれる。
 皮肉といえば皮肉なのだろうな。

このレビューはネタバレを含みます

ところどころグロテスクなシーンあり。
母親の再婚相手はただ息子を欲しいだけで主人公のことはまったく気にも留めない。
最後、主人公は死に姫が帰ってきたとクリーチャーたちに祝福されて嬉しそうだが、現実では助けてあげられなかったとスパイの侍女が悲しむ。
生きていた方が良かったのか死んで元の世界に戻って正解だったのか…

このレビューはネタバレを含みます

大尉の残忍さが半端ない!
最初のあたりの惨殺シーンはR18?
ウサギが後から出てきて、本当に嫌な気分に😭
戦争時のどうしようもない世界を訴えたかったのか?主旨がイマイチわからない😅
冒頭から主人公の女の子オフェリアは瀕死状態で登場し、最後にあっさり撃たれ死んでしまうあたり、普通の映画じゃない😱
あの世?で女王様になって、めでたしめでたしって、、終われるか-!
と突っ込みたくなる。
あと、大尉が終盤にターミネーター化するのが怖いというかちょっとウケる。口を自分で縫合するのは流石に医者不足でも無いだろうし、直後にウィスキー飲んで悶絶する頃には、ドSなのかドMなのかハッキリせーとまた突っ込みたくなる。
最後の方で出てくる、手のひらに目がある妖怪?の追いかけ方が斬新で怖がらせたいのか笑わせたいのかハッキリせーとまたまた突っ込みたくなった😁ただ、怖さを超越しておりゾンビ映画に影響を与えたかも?無いか。。
とは言え、妖精含め特撮技術も高く、優れた映画だとは思います。
ru

ruの感想・評価

-
時々痛すぎて見られてない、、
迷宮という素敵な妄想の世界、
現実から解放されたときの喜び、
オフェリアにはそれで良かったんだな、と。

独裁、人の命を見下している、
対立、争い
誰も幸せでないのに。
しげ

しげの感想・評価

4.3
めちゃくちゃ切ないし儚いけど、最後のオフェリアのシーンは衣装も含めてマジで可愛い。でもやっぱ切ねぇ…
Eagle113

Eagle113の感想・評価

3.6
現実なのか、ファンタジーなのか。
現実であればいい。
ファンタジーであれば、悲しすぎる結末。
彼女にとっては同じだけれど。

出てくる怪物、怖い^_^;
でも、人間も同じくらい恐ろしく描かれている。
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