パンズ・ラビリンスの作品情報・感想・評価

パンズ・ラビリンス2006年製作の映画)

EL LABERINTO DEL FAUNO

製作国:

上映時間:119分

ジャンル:

3.6

「パンズ・ラビリンス」に投稿された感想・評価

タケオ

タケオの感想・評価

4.1
第79回アカデミー賞撮影賞、美術賞、メイクアップ賞を受賞、アート面で絶大な評価を得たギレルモ•デル•トロ監督による大人のダーク•ファンタジー。

1994年のスペイン内戦下を舞台に、独裁主義とレジスタンスの争いに巻き込まれた少女オフェリアが迷い込む白昼夢のようなおとぎ話の世界を圧巻のビジュアルで綴りあげた本作。

まず何よりも特筆すべきは一度見たら忘れることができないであろう強烈なクリーチャーたちだ。

グレイ型宇宙人を彷彿とさせるような薄気味悪い妖精たちや、羊の角を生やした迷宮の番人パン、最強のキモグロキャラクター ペイルマン!

硬質で青みがかった映像で映し出される非常な現実と、黄色がかった淡い映像で映し出されるおどろおどろしいおとぎ話の世界の極端なコントラストが鑑賞者を異様な空間に引きずり込む‼︎

戦争に追い込まれた少女が生み出した空想か、それとも微かな真実か、大人への成長に抗う少女が辿る数奇な運命とは•••?

ビターな結末が味わい深い、ダークなおとぎ話です。
こんな悲しいファンタジー観たことない。
ラストが完璧すぎて鳥肌立った。
デル・トロ、恐ろしい才能だ。
わ

わの感想・評価

3.2
ストレスフルワールド。途中何度か目を背けた。違和感が拭えない箇所も何点かあるが、絵本を現代で映画にしたらこういう感じなんだろなあくらい。もう見ない
物語の基調となるのは、ビクトル・エリセ『ミツバチのささやき』だが、「少女」という共通項のもとに、グリム的なメルヒェンの要素や、ルイス・キャロル、宮崎駿などのさまざまな先行作品を、ギレルモ・デルトロ特有のオタク的間テクスト性によって接続していく離れ業。

更には『ミツバチのささやき』ではそこまで前景化されることのなかった、フランコ政権下の非人道的行為をあえて見せることにより、少女自身の主観的現実とその外側にある客観的現実を、あまりに残酷なメタ物語として語ってしまう救いのなさ。

年端もいなかい子どもがひどい目にあう話が好きな人にはオススメの一作であり、アゴタ・クリストフ『悪童日記』やイエールジ・コジンスキー『異端の鳥』を少女の視点で語り直した作品、といえばわかりやすいだろうか(わかりやすくない)。
スペイン内戦を背景に描く哀切のダーク・ファンタジー。残酷な現実世界から逃避し森の中の不思議な迷宮へと迷い込んでいくという独特の世界観に釘付けです。イマジネーションあふれる幻獣や地底国の風景と深いテーマ性が絶妙なバランスで素晴らしく、完成度の高さを感じました。
CiSCO

CiSCOの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

ネットで見かけたペールマンが印象的でずっと観たかった作品。

はじめの妖精やパン、試練、王国、プリンセスの生まれ変わりといった言葉でファンタジー色を感じたが、物語が進むにつれて良い意味でどんどん苦しくなっていった。

グロい描写が意外と多く予期していなかったので少し驚いたが、あの世界観の中では良かったと思う。”ダーク”ファンタジーの部分が出ていて好きな感じだった。

ペールマンのシーンもハラハラして良かった。ビジュアルもやっぱり魅力的で、出番が少なかったのが残念だったが、観ることができてよかった。

ラストはなかなか衝撃的だったが素敵だったと思う。誰も悲しまないエンディングは個人的にあまり好きではないので、寂しさや鬱の要素がある作品で、好きだと思った。

また観たい!
Momoka

Momokaの感想・評価

3.8
ふぁ、ファンタジーなんだ、、、
夢を見てたようでした!願わくばこのまま覚めないで欲しいな、って。

ハッピーエンドだと思わなきゃやってらんないね!
Hero

Heroの感想・評価

4.2
スペインのフランコ独裁政権時代が舞台で無垢な少女が主人公、エリセの『ミツバチのささやき』が遠く離れた田舎町まさしく空想世界に住む少女が図らずも電車の線路から時代のうねりを聞いた、空想ファンタジー→現実リアリズムの視点。
実の父は死に母は身重、義理の父は極悪非道な大尉、独裁政権とレジスタンスの闘いは目の前で起こり目も向けられない現実世界から抜け出したいという少女の願望が創り出した空想世界、現実リアリズム→空想ファンタジーの視点。
対極なアプローチで以って描かれた歴史への痛烈批判。空想を掻き分けて辿り着いたあまりにも悲しすぎる現実に泣ける。大人も子供も楽しめる?ダークなダークなダークな非常にダークなファンタジー。
イノセントなものは壊したくなる。

デルトロが脚本力を手に入れたら無敵なのは誰もが知るところ。そんな彼の最新作『シェイプ・オブ・ウォーター』が楽しみすぎる。

このレビューはネタバレを含みます

ファンタジーと現実の両面をパキッと描いていて、どこまでが本当なのかは分からないけど、彼女的にはハッピーエンドでよかった。メリーバッドエンド。
すずめ

すずめの感想・評価

3.9
物語全体を通してとても不思議な世界観だった
出てくる生き物たちがとてもいい味してる
途中グロいシーンも割とあってびっくりしたけど面白かった🙂

ペイルマンポーズ流行らせたい✋️👁
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