ゆう

パンズ・ラビリンスのゆうのレビュー・感想・評価

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)
3.8
ジャケットとか子供向けっぽく見えるけど全然そんなことない映画だった。グロもちょっとあるし怖いし暗い。牧歌的な童話だと思ってみると面食らうかもしんない。

この映画は主に戦時中の緊迫感伝わる現実パートと、少女が出会う不思議な生き物たちとの交流が描かれるパートに分かれていて、その落差が凄い。

少女が出会う試練も十分怖さや緊張感もあるんだけど現実の拷問シーンとかの方がよっぽどこわくて現実のつらさを感じた。

そして主人公オフェリアは彼女が何をしたんだと言わんばかりに酷い目に合わされ続ける。

あと途中に出てくるペイルマンという怪物のビジュアルが満点だった。こいつが出てくるシーンがいちばん面白い。

オフェリアが見ている世界は現実なのか妄想なのか、それを考えながら見ていると面白いかもしれない。
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