Dolphin

パンズ・ラビリンスのDolphinのレビュー・感想・評価

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)
5.0
昨日、妖精に会ったよ。

今日の映画「パンズ・ラビリンス」 主演 イバナ・バケロ セルジ・ロペス 監督 ギレルモ・デル・トロ ギレルモ・デル・トロ監督の他作品「シェイブ・オブ・ウォーター」「パシフィックリム」
★あらすじ★
独裁政権の続く、自由のない時代。そんな中、優しかった父を亡くした父の娘、オフェリア(イバナ・バケロ)その母親(セルジ・ロペス)。ある日、母親は再婚し、オフェリアと、オフェリアの母親は、新たな父に会いに行く。その途中、オフェリアはあることをしたことがきっかけで、不思議な虫に会った。しかし、その虫を無視して父のもとへ向かう。だが、父は独裁のシンボルのような恐ろしい人。そんなオフェリアは昼間に会った虫と再会する。そんな虫は妖精に姿を変え、オフェリアをある迷宮に導く。そんなことがきっかけで不思議な冒険が始まる。
★感想★
僕の好きなタイプのダークファンタジーがきました。独裁政権という中々重々しいテーマが乗っかっていますが、そんなに難しい映画じゃありません。ですが、少し残酷描写が多々ありますので苦手な方は注意して見たほうがいいと思います。ファンタジックな雰囲気と、突き刺さるつらい現実をくっつけたのがすごい。ファンタジックのように感じられるが、独裁政権の話が上から乗っかってきているので、とてもリアリティのある物語になっている。この構成がとても見てて面白い。ラストはとても人によって感じることが変わる終わり方。胸糞とも強く言えないし、感動とも強く言えないっていうちょっと微妙な境目でラストを迎えるんですよね。なのでラストはとても何とも言えない気持ちになりました。ファンタジー映画にしては珍しい終わり方をしたと思います。僕あんまファンタジー映画の基準知らないんですけど恐らく珍しい終わり方をしたと思います。今紹介した二つは、この映画の見どころでもあります。構成、そして微妙な境目で終わる何とも言えない残酷なラスト。どう感じる人が多いんでしょうかね。とても気になります。しかし、これも最近レビューした映画のものに立て続き、とても面白く、絶賛してしまう映画です。アマゾンプライムとかでも結構★高くて。つい見ちゃいましたよ。ギレルモ・デル・トロさん見事です。ちょっと昔の映画ですよね。確か。2007年ぐらいの映画かな。やっぱりいいと思ったのは、時代背景ですね。この新しいオフェリアの父もやらなければいけないことがあって、それはとても残酷なことで、逃げ出したいと願望を抱き、異世界を知ります。この時代の人はやはりみんな、逃げ出したい。そう一言思ったのかな。そんなことを想像させる中々濃い時代背景があって。とてもそこらへん見ててすごいな~。と思いましたね。
★まとめ★
この映画の見どころは、時代背景と、構成。そして微妙な境目のラスト。このような感じで、中々見どころの多い、とても面白い映画になっていました。

この映画虫が出てきたんですよ。僕虫嫌いなんで冒頭すごい地獄だったんですよ。
「わ~!ドアップ。飛ばないで!羽の音うるさい!」
みたいな。まぁ妖精になってからだいじょうぶになりましたけど。あと、子のオフェリアが、あそこに行ったとき。もうね、虫がわんわんいて。地獄でした。(笑)
Dolphin

Dolphin