ぐり

パンズ・ラビリンスのぐりのレビュー・感想・評価

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)
3.2
これが本物のダーク・ファンタジーってやつか…

なんか…思ってたのと違った。ファンタジー要素よりも内戦(現実)の描写のほうが多くてそこまで面白くなかった。そもそも何で戦ってるのかすらよくわからん。独裁者を倒す話だったのはわかった。けどてっきり主人公のオフェリアが魔法の国で冒険する物語だと思ってたから、(あ、辿り着いて終わりなんだ)って期待外れでした。さらに言えば、その魔法の国は主人公が現実から逃れるために自ら作り出した幻覚の世界だった、というラストも可哀想ではあるけど微妙。本当にあったほうが面白い。虫の妖精はキモかったけど、妖精との出会いや待ち受ける試練などのファンタジーな展開は割と面白く、その展開が少なかったのと、出てきた怪物(手に目があるやつとか人間になりたい植物とか)について深掘りしなかったのが残念でした。ラストはまァ…ハピエンですかね(どちらかと言えばメリバ?)だって現実でお母さん(唯一頼れる存在)は死んでしまったし、幻想の世界でお姫様になれたんならよかったんじゃないかな!^ - ^ちなみにグロ要素が多いので苦手な人は注意です(口裂けるシーンビビった)
ぐり

ぐり