みあね

パンズ・ラビリンスのみあねのレビュー・感想・評価

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)
3.5
過酷な時代に生きる少女の夢物語。

スペインの内戦後、内戦で父を亡くした妊娠中の母と娘。母はすぐに再婚するが、相手は独裁政権陸軍の大尉だった。
再婚後、彼女達は大尉が配属された森の中にある砦へと越していく。そこでレジスタンス掃討をする大尉と、彼に従う母。
少女は孤独を強いられてしまう。
その孤独を、唯一埋めてくれたのは本の中のおとぎ話だけだった。
そしてある時、彼女の前に一匹の妖精が現れ…

ダークファンタジーなので展開はお察し。年齢によってはトラウマになり兼ねない作品かと。
個人的には特に…おどろおどろしく演出されてはいる。戦争という残酷な行為と当時の出産等における象徴や比喩が効いてる。
ある意味脳死で見た方法が世界観にのめり込める不気味さと儚さの物語。

※作中で蛙さんや妖精が亡くなります。極度に苦手な方はご注意ください。

吹替版
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