もやし

パンズ・ラビリンスのもやしのレビュー・感想・評価

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)
4.7
良かった。

残酷すぎる現実と美しい物語の融合。

時代は1940年代スペイン。軍による独裁政権にレジスタンスが抵抗している。
主人公はおとぎ話が大好きな女の子。
父親は死に、母親は軍のお偉いさんと再婚して子供を身ごもる。
そしてお偉いさんの要望でその人が勤める軍の施設で暮らすことになる。

このお偉いさんが本当に冷たい人間で、主人公はとても孤独な状況になってしまっている。

そして妊娠中の無理な移動で母親はずっと寝込んでいるという…



そんな中、ひょんなことから精霊パンに出会い、あなたは王女様なのだと、今は仮の姿として人間としているが、実は崇高な王女様であるんだと伝えられる。



本当に現実は残酷なことばかり。
人が死ぬ。
拷問シーンとかもある。
殺伐とした世界。


もう辛い映画だなあ…と思いながら見てたけど、最後こんな形で光が差すとは。

とても感動してしまいました。

本来なら星5をつける作品ですが、ショック描写に血の気が引いてしまったのでこの点数で…笑
もやし

もやし