水

消ゴムの水のレビュー・感想・評価

消ゴム(1977年製作の映画)
3.5
これも正直話はよく理解できない。でも寺山修司はこれらの実験映画で、映画を作りたかったというよりは映像技術のあらたな可能性を探っていたに過ぎないのだと思う。
本作は画面を上塗りして白く消してしまう、または霜のようなものをフィルターみたくかけることにこだわって、それらの技術を使いながら物語が進んでいく。
この短編でもやっぱり母親から受ける束縛や狂気的な愛を感じる。それにファーストシーンもまた波。詩集でも感じてたけど本当に彼は海が大好きだね。海と母親とおっぱいが大好きなんだね。
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