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続・男はつらいよのピッコロのレビュー・感想・評価

続・男はつらいよ(1969年製作の映画)
3.8
寅さん、母親に会いに行くの巻

とらちゃ~ん。
とらちゃんは、1作目しか観たことがないから、ここからは未知の世界。
まだ、寅さんのイメージがつかめない自分。
だけど、なんとなく映画の流れというかなんというか、世界観が観えてきたような気がする。
おっかさ~んな寅さん2作目。🐯🐯

寅さんは、前作から1年もの間、放浪してたみたい。
たまに家に帰り、また旅をする。
なんて自由な人なんだ!
自分には、とっても真似できない自由な生き方に少し憧れる。
もしも、自分がフィルマから姿を消したら、旅をする日が来たと思ってくださいな。

映画史上最強の妹、さくらちゃんに子供が誕生!!!
もしかして、この子が・・・。そうなのかい。そうなんだろ?
ただ、残念なことに、寅さんにそっくりなんだとか?
この子は、将来四角い顔になってしまうんだろうか?
どうせなら、さくらちゃんそっくりに生まれてきたかっただろうに。

2作目にして、寅さんのお母さんが登場。
こういうのは、もっと後で登場させるのが普通なんだけど・・・。
あと47作もあるけど、大丈夫なのかしら?

そんで、ボンドガールならぬ寅さんガールの登場。
(前作も登場してたけど・・・。)
佐藤オリエさんが演じる夏子さん。
寅さんの恩師・坪内先生の娘さん。
今回のお話は、先生と娘さんが中心に進んでいく。
とっても綺麗な方で、危うくハートを盗まれかけたけど、このシリーズは倍賞さんがいるんで、寅さんガールが霞んでしまう。
なので、今回、倍賞さんの出番がとっても少ない。
どうなってるんだ!!!
そして、若いころの山崎努さんが"劇団ひとり"にしか見えなくて・・・。
"劇団ひとり"に似てる人、結構いるのね。

自分は、小中学生の時に、よく釣りをした。
ハゼしか釣れなかったけど、友達はキスとかボラとか変なのを釣ってたり。
時には、夜釣りもやったり、自転車が川に落ちて、川に潜って救出したこともある。
そんな釣りをしてた頃、近くの川で"うなぎ"が釣れると噂になったことがあり、寅さんと同じように釣りに行った懐かしき思い出。
結果は、寅さんとは違ったけど、なんかそういうのを思い出してしまった。

そんなことよりも、最後の展開、1作目と同じやんけ!!!
なるほど、なるほど!これが寅さんなのか!
そーか。そーか。と寅さん初心者まるだしなのであった・・・。

男は、どんなに悲しいことや辛いことがあっても、人前で涙を流してはいけない!
涙をぐっとこらえて強く生きていかなきゃダメなんだ!
近くで泣いてる人がいたら、そっと慰めてあげるために、男は絶対に泣いてはいけない!
自分が映画を観て泣けないのは、きっと、そういう理由。

あ~、つらい。つらい。
男は、つらいよ・・・。
ピッコロ

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