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第十一号監房の暴動のdemioのレビュー・感想・評価

第十一号監房の暴動(1954年製作の映画)
3.5
つねに心情を読み上げ続けるような特権的な主人公を設けない、組織論の活劇映画。
規律を重んじる刑務所と、それに対抗するために本来カオスな囚人たちがやむなく「臨時統制」とでも言うべき内部規律を敷き暴動を起こす、その2つのサイドどちらが優位な力能を持ちうるかを、明晰なカットとシナリオとリズムで描く。
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