マンネン

野性の証明のマンネンのレビュー・感想・評価

野性の証明(1978年製作の映画)
3.0
高倉健が自衛隊特殊部隊で東北の原生林での訓練中に、10歳くらいの薬師丸ひろ子の父親を殺さざるを得なかった事情を巡る話。そこまでの設定は面白い。展開が楽しみだったが、その事情を最後まで薬師丸は知らされることがなかった。これって健さんのダンディズムなのかなぁと首をかしげさせられる。

当時の日本映画あるあるだが、刃物で切られた際のド派手な血のりの吹き出し方と色の鮮やかさか半端なくて、今見るとどうしても笑ってしまう。

最後のシーンは昭和残侠伝でお決まりの殴り込みを彷彿とさせる。