はんそく負け

野性の証明のはんそく負けのレビュー・感想・評価

野性の証明(1978年製作の映画)
3.1
フォーマットは悪いヤクザに反旗を翻すレジスタンスものなのですが、そこに国家権力も絡んでくるという大スケールの映画でした。クライマックスの健さん対戦車軍団は、常識的に見れば滑稽なことこの上ない図なのですが、非常に感動的な画になっています。薬師丸ひろ子もめちゃくちゃ可愛かったです。
しかし残念なのは、音楽があまりマッチしていない点です。何だか仰々しいのです。何も大野雄二が悪いって訳では無いんですが…。

どうでもいいことですが、私がこの映画で一番印象に残っているのは、かなり冒頭での自分の腕を食う自衛隊員のシーンです。ほんの一瞬のシーンですが、めちゃくちゃインパクトがありました。