BOB

ターミネーターのBOBのレビュー・感想・評価

ターミネーター(1984年製作の映画)
4.0
ジェームズ・キャメロン監督×シュワちゃんの大ヒットSFアクション。

"I'll be back!" 🕶️

恐らく、ユニバに行く前に観た高校生以来の鑑賞。

めっちゃ面白かったし、記憶していたより遥かに怖かった。SFアクション映画ではありながら、実質的にはスラッシャーホラー映画だったことに初めて気づいた。

ターミネーターT800の恐ろしさに驚いた。気楽に笑って観ていられたのは全裸登場シーンぐらいで、その後はターミネーターの無敵ぶりに絶望したし、躊躇なく豪快に銃をぶっ放す殺戮劇に慄いた。いつ瞬殺されるか分からないという切迫感が常にあった。燃えようが、切断されようがターゲットをターミネートするまで追ってくるしつこさも怖ろしい。この地獄の底までも追ってきそうなしぶとさは『エイリアン2』に比肩する。

映画史に残る名キャスティング。シュワちゃんの"演技力"と圧倒的筋力を余すところなく堪能できる。適材適所とはまさにこのこと。

素晴らしいサントラ。ダダンダンダダン♪な映画史上屈指の名テーマ曲は言わずもがな、電子音楽を駆使したチェイスシーンの伴奏も完璧。無敵の殺戮マシーンに命を追われる緊迫感を増幅させている。

T800のサイボーグ描写に興奮する。特に、セルフオペシーン。指と腕部分の金属が連動して動く感じや、トレードマークでもある妖しく光る赤い目がとても良い。T800視点のモニター画面にも心をくすぐられる。

キャメロン監督の演出力が冴え渡っている。圧巻なのは、ド派手な乗り物アクションやテンポの良いカット割りで魅せるカーチェイスシーン。ストップモーションで撮られたT800の動きも、工夫が凝らされていて愛おしい。

戦車が地面に転がった骸骨を踏み潰す冒頭のシーンは、伏線としても機能していた。

人類の命運が懸かったたった一度きりのセックス。

80年代描写。ウォークマン、音楽、リンダ・ハミルトンのライオンヘアー。

パクジー🦎

"Fuck you, asshole."

"You're terminated, fucker."

328(再)
BOB

BOB