くもすけ

セリーヌとジュリーは舟でゆくのくもすけのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

二人は同じ画を見ているが見るたびにいろんなキャラクターになるようだ。飴玉がセーブポイントのように話を再開させるが、細切れで行ったり来たりするばかり。パセリはともかくエスプリのほうは効いているんだか、サラゴサ写本のように複雑に重ねられたレイヤーに駄洒落と猫が闖入する。

かかっているレコードが気に入らず、プロットのための幼い犠牲を許せず、かといってお仕着せ通りのセリフで説得しようにも舌も頭も回らず尿意も我慢できない。邪悪ではないがいい魔女と呼ぶのもためらわれる、ドジ魔女かただの呑んべえ