文玧は今年もライブ中

セリーヌとジュリーは舟でゆくの文玧は今年もライブ中のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

長きゃいいってもんじゃない。

いきなり巨匠に物言いつけるのもなんですが長かった…
内容は好きなんですけど
ディレクターズカットでもないのに192分って(あとから知ってびっくり)結構しんどかったです。
セリーヌとジュリーが同じ役で代わる代わる屋敷にいるけどもっとまとまってたらよかった。混乱。
何回も同じシーンがフラッシュバックしたり断片的に挟み込まれるからちょっとくどかった。
ラストも今度はセリーヌ版で始まるし。ドタバタものを落として走っていくのは不思議の国のアリスのうさぎ。
オープニング1/3くらいは切ってよかった気が…
でも映画はとても好きでした。魔法のボンボンをなめて奇妙で怖い家から女の子を救ってくる。邦題も素敵。DVD欲しい。
夢と現実が混在し辻褄、セリフ合いません。フランス語の言葉遊びもあるかもしれません。ちょっと怖い話。
私は公開年には生まれていないしパリにも行ったことありませんがなんかノスタルジックでたまらなかった。
自然光での撮影って本当にいい。色味が良すぎた。
外の音(騒音、鳥のさえずり)がすごく気になったんですけど、それがとても良くて。70年代のパリの真空パックでした。
今回のデジタルリマスター版で現代に開け放たれた感じです。
ストーリーより当時の空気雰囲気にどっぷり浸かってきました。
公園の素晴らしいこと。緑がいっぱいで瑞々しい。私もセリーヌを追跡したり逃げたりしている気分でした。もう建物が外観も内部もすごいいいんですよね。インテリアが素敵すぎてうっとりですよ。18区(大好き)のジュリーの家とか図書館とかお屋敷より断然好きだった。
通りの名前も逆さリンゴ通りとか。創作でも可愛すぎる。
主役2人もイキイキどっちもすごく魅力的。
カジュアルなファッション良かった。着こなし今も全然参考になる。

あの猫は全てわかってたな。