サトリン

セリーヌとジュリーは舟でゆくのサトリンのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

他の方も言われているように、本作はヌーヴェル・ヴァーグで作られた『不思議な国のアリス』と考えると分かりやすい。
主人公二人のファッション嫌いな人いんの?ってぐらいおしゃれさ、ガーリーな雰囲気と当時のフランスの雰囲気だけでも観る価値あり。
同じシーンを何度か繰り返したり、サブリミナルチックなこともやっていたりと実験的で長さを感じることはあるが、何処に着地するのか全く分からないので緊張感がある。
ロマンチックだったり、ミステリーだったり、SFともとれたりとストーリーはやや複雑で登場人物に関わる説明は台詞などから判断するしかないことも、緊張感に拍車がかかっていたのかも。

あとストーリーに全く関わらないが、猫がガンガン映ってて、監督はたぶん猫好き。

ラストはハッピーエンドで終わると思いきや、、、