土星

セリーヌとジュリーは舟でゆくの土星のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

女魔術師と司書が幽霊屋敷から女の子を救い出す話。

ビュルオジエが出てくる劇?パートは正直前半部はつまらないが、ラストの一家顔真っ青でまさに幽霊として振る舞い出すところからグッと面白くなる。
魔法の飴を舐めたり水を飲んだりして移動する映画的アイデアが楽しい。
図書館に泥棒に入るシーンのコソ泥感たるや笑。海外の泥棒という感じのコスチューム。
ジュリエット・ベルトとドミニク・ラブリエがとにかく楽しげでふたりのほとんどディズニーキャラクターみたいな底のない陽気さと、リヴェットの軽快な語りがマッチして結果としてのこの傑作。

そしてなんといっても幽霊映画である(たぶん笑)この作品のラストは素晴らしいとしか言いようがない!撮影のジャック・ルナールと俳優陣の奇跡。

三時間あるけども、とにもかくにもジュリエット・ベルトがほんとうに魅力的(あの緑のスカーフからなにからファッションが天才)なのでそれだけでも観る価値大あり!
土星

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