『奇跡』
原作を昔読んだことがあった。
小説家有川浩さんの作品。
なんといっても、阪急今津線を舞台にフォーカスするところが醍醐味だとおもう。
ちなみに、阪急今津線は乗ったことがない。
でも、この映画みたら乗ってみたくなってしまう(╹◡╹)
そんなことはさておき、
冒頭から美しいメロディーと現代社会にスプーンで持ち上げられた言葉が胸につきささる。
そこで、この作品の世界にぐっと引き寄せられる。
抱きしめられるといったほうがいいかもしれない。
人間通しの距離感が目立つ現代。
その寂しさを埋める手立てはあるのだろうか。
わかってほしい。
だけど、誰ならわかってくれるだろう。いつ出会えるのだろう。
何気ない日常を過ごす自分にその寂しさの蓋が開けられる時がくるのだろうか。
でも、その先の自分がどうなっているのかも怖い。
有川浩さんの魔法により、ホッコリする作品です(*☻-☻*)