フランス映画です。
今日は鑑賞後、胸がほっこりするような作品を鑑賞したくてこの作品をチョイス。
どうやら、事実に基づいた作品。
内容はシリアスです。
問題児とされるとある学校の生徒たち。
その生徒たちが非常に難しい課題、アウシュビッツをテーマに研究しコンクールを目指す話。
時代の息吹は徐々に変化。
生から死へのグラーデション。
これからは生徒たちが教師を選ぶ時代へとシフトチェンジしていく。
もう場所に縛られることはない。
社会的コントロールはもう通用しないだろう。
抑圧は生きる粘りを弱らせてしまう。
自由とやりたい放題はちがう。
抑圧の中に縦横無尽に生き抜くこと。
死について向き合う。あぁ、太宰治。
一枚の写真を手に取りゆっくりと眺める。ノスタルジー。
亡くなる数ヶ月前の写真である。
無垢な表情がモノクロで写っている。
悲痛な苦悶が想像できるだろうか。
どこまで生き抜けばいい。
ブラックジャックは、誰もが羨むゴッドハンドを机に容赦なくたたきつける。
生きるものこそが、背負いこむ受難。
まだその答えは未だ遠く。
闇深き霧のオト。
