久々に見たけどこんなにウォルター・ヒル色が強かったとは思わなかった。コメディよりと云うよりはハードボイルドよりな気がした。ニック・ノルティって冴えない役が多いけど、今作はハマり役。
ただ敵がちょっとショボイ感じはした。アクション少なめだし、饒舌なエディ・マーフィを期待してたならちょっと残念かも。ビバリーヒルズコップ見てからだとだいぶつまらなく感じると思う。
バディものだけど、お互いマジで仲が悪いのが良い。当時からしたらかなり新鮮な作品だったはず。しかも白人と黒人。一匹狼がバディを組むとこんなにも荒れるのかと。制作陣が意図したかは分からないけど、白人と黒人が一見対等に見えて対等じゃないっていう設定がまさに80年代アメリカ。そして現代では薄められているが、当時の人種差別や女性蔑視などのストレートな表現はある意味貴重。この頃のアメリカはマジで治安悪すぎる。
