「恋のエチュード」に引き続き淡い恋の物語。
イングマールベルイマンの初期作品だが、いつものホラー要素はまったくなく恋愛模様が描かれる。
このバレエダンサーの卵と若き青年が湖のほとりで本当に美しい恋愛を繰り広げる。
つねにラブラブな関係でありつつ、たまに喧嘩もする。まるで現代の恋愛映画のよう。ですが圧倒的に美しい。
不幸が重なり、会えなくなっていく二人。最期には…。
こんなにも最高なハッピーエンドあったでしょうか!
これは後の「野いちご」に受け継がれるような事前段階の映画のよう。
回想形式で変わってしまった自分自身を見つめ直しながら、今の自分を肯定していく。
熟成される前のベルイマンも素晴らしいです。