のんchan

夏の遊びののんchanのレビュー・感想・評価

夏の遊び(1951年製作の映画)
3.7
調子に乗ってもう少しだけベルイマンを💫

ベルイマン初期の傑作で、ジャン=リュック・ゴダールが最も美しい映画と絶賛したらしい✨

ベルイマンが学生時代に書いた小説「マリー」を自身で脚色し、自分のものとして作ることが出来たお気に入りなのだとか🤔

それを知って楽しみにして観たわりには、私はそこまで心が動かなかったけど💦
みずみずしい初心な男女の淡い恋と、そこに忍び寄る大人たちの現実とが相まって、光と闇が混在する不思議な作品になっていた。


年下の新聞記者ダーヴィッドとの結婚を決めるか?あと数年しか活躍出来ないと解り切っているプリマドンナ🩰としての仕事をとるかの選択に迫られたマリー。
過去の古い日記を読み、若かりし頃の思い出の場所を訪れる。
そこはバレエ学校の生徒だったマリーが、大学生ヘンリックとひと夏の恋に落ちたサマーハウスのある場所だった。
ともに両親のいない2人の想いはすぐに同情から恋に変わり愛にのめり込んでいく。
マリーとヘンリックは数日を共に過ごし、夏が終わる時、密かに婚約する。その直後ヘンリックは海辺で飛び込みに失敗し岩に頭をぶつけて死亡してしまう。
自分が結婚に踏み切れないのは、過去のヘンリックとの成就しなかった恋の呪縛なのか?
古い日記帳をダヴィッドに見せ、全てを知った上で一緒になるのならと相手に委ねる。


モノクロなので、そこが良い部分もあるが、私はついついバレエシーンで厳しい目線になってしまった😅
つい先日、この作品の3年前制作の『赤い靴』の舞台シーン🩰を堪能したばかりだったので、ダンサーのレベルが低く、踊りの構成力も著しく低く感じてしまったのが少し残念でした💦
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