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鉄人28号 白昼の残月のmitakosamaのレビュー・感想・評価

鉄人28号 白昼の残月(2006年製作の映画)
2.9
今川鉄人は色々と惜しかったなぁ〜〜〜。
Gロボ・Gガンダムとケレン身あるロボットアニメで名を馳せた今川泰宏が満を持して発表した鉄人28号。

テレビシリーズ第1話を見た時はブッ飛んだよ。しかし話数を追うごとに尻つぼみ。暗くスッキリしない終わり方だった。
(予算をちゃんと組んであげられなかったプロデューサーの大月俊倫が悪い!)

今作はテレビシリーズとは別で世界観をリセットしての物語。
テレビシリーズのオリキャラ高見沢さんは、大塚署長秘書から、愚連隊の村雨兄弟の組員に変更されている。

正太郎が父の遺産として受け継いだ鉄人。さらに別のショウタロウなる青年の登場。正太郎の命を狙う傷痍軍“残月”。謎多き展開でミステリアスに進む。
鉄人とは別に超巨大な“大鉄人”の登場。戦争という負の遺産を受け継ぐという罪を描いたテレビシリーズに準じて重い展開。

ハードなテーマを取り上げても、最後には希望もある話が見たかった。鉄人にはもっとスカッとしたものを求めていたよ。
劇場で一番ウケたのは高見沢さんの「私はショタコン。今にこの言葉はとても流行るわ」ってセリフだったもん。

あと今川にはジャイアントロボをアニメで完結させて欲しい。
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