このレビューはネタバレを含みます
1918年。休戦の知らせを聞いて歓喜にわく街の人々が行き交う中、1人フラフラと歩くフランソワが向かった場所は教会。
折しも葬式が執り行われようとしていた。平和になって初めての葬式。
愛するマルトの棺をひっそりとみおくるフランソワの姿が切ない。
時は遡り、マルトとフランソワの出会い。
クレベール高校の学生フランソワ17才。
高校の敷地内に間借りした軍臨時病院の看護師としてやってきたマルト。
マルトの婚約者ラコンブの存在も2人の間に燃え上がる愛の🔥炎🔥を消し去ることはできなかった。
1度は別れを決意した2人だったが、新学期が始まり、結婚したマルトと再会したフランソワ。
マルトの夫ラコンブは戦地におり、誰にも邪魔される心配のない2人は愛に溺れる。
ついには新たな人生を2人で歩もうと決意する2人。神様からの贈り物(マルト妊娠)を得て幸せの絶頂。
そんな2人に現実は厳しかった。
まだ学生であるフランソワには生活力も無く、間もなくマルトの夫は戦地から帰ってくる。
愛しているのに別れを決意する2人。
切なすぎるが、不倫は良くないからな。
離れがたい2人。
マルトの容態が急変し、母親に連れ戻されるマルト。こんな風に離れ離れになるなんて。
精魂尽き果てたマルトの最期の言葉は「フランソワ...戻ったのね...」だった。
男前ジェラール・フィリップが魅力的すぎる(*’ω’ノノ゙☆パチパチ
原作:レイモン・ラディゲ。