肉体の悪魔の作品情報・感想・評価

「肉体の悪魔」に投稿された感想・評価

モノクロフィルム…全てが美しい映像だった…ずるい。
ただただ浮気の内容でだったけれどなんだかおもしろかった。分かりやすい内容で退屈はしなかった!けど、女の気持ちフラフラしすぎて、ちょっとイライラした笑
戦争下のフランス、難しい時代、禁断の恋、なんだかまさにフランス映画だ〜という感じがした。あぁーってもどかしい心?になる場面がたくさんあり切ない恋の話でした…。フランソワかっこよすぎる、立ち姿も、ずるい。
お目当てのジャックタチ、見つけた時フッと笑ってしまった。
手回しレコードプレーヤー、いい。
大学生の青年が、年上のマルトと恋に落ちる。しかし、彼女は既婚者で夫は、第一次世界大戦へ出兵していた。やがて、戦争は終わりに近づき…。ラディケ原作。「相手のため」というよりも自分の情熱に突き動かされてしまう子供っぽさを持った青年をジェラールが好演。戦争の最中だからこそ会うことができ、別れざるを得なかった二人。時系列そのままに丁寧に描かれ、悲哀に満ちている作品は、ジェラールの繊細な魅力を最大限に引き出している。
【戦争よ、終わらないで】
17歳の青年が年上の女性と激しく恋に落ちる物語。”禁断の恋”や”許されない愛”のような「ロミオとジュリエット」要素も伺えるけれど、ぼんやりとした感覚的な部分はやっぱりフランス的だと思う。
私は後半まであまり共感できなかった。むしろコロコロと変わる恋心に少々イライラしてしまった(笑)。自分がもし年下の青年にアプローチされてもここまでのめり込むとは思えない(まぁ、少し遊ぶかもしれないけれど!笑)。例え旦那が出張ばかり(本作だと戦争に行っている設定)でも、現実的にやっぱりリスキーだよね。世間体と言うよりは…年下の青年を選ぶ覚悟ができない。その覚悟を決めたり、やっぱり止めたりという揺れる心が本作では描かれている。
まもなく戦争が終わるという状況に、唯一心から喜べない2人。戦争が終われば旦那が帰ってくる。そんなタイムリミットと、素直に終戦を喜べない罪深さが顔に滲んでいるのが印象的だった。
pluie

pluieの感想・評価

3.5
フランソワ(ジェラール・フィリップ)が学校へと歩くシーンがカッコよくて始めから引き込まれました。
若干17歳ゆえか歳上の女性に障害など関係なく想いを伝えていく情熱は少し羨ましかった。
でもやはりそこは17歳。
恋愛に関しては強気でも、それ以外にはひ弱で頼りない。
そんな彼を支えている父親の存在が良かった。
不倫だとわかっていても、彼女はお前の事が好きだ、困った事があれば相談しなさいと心強い言葉をくれる。
何があっても息子の責任は父親がとるから安心しろという心意気が素敵だった。

相手役のマルト(ミシュリーヌ・プレール)も美しく強くて何処を切り取っても画になっていた。
フランソワを1時間以上一人、駅で待つシーンはロマンチックで好きです。

この作品には映画監督で俳優のジャック・タチもちょい役で出演していて彼を探す楽しみもある。

原作も読んでみようかな。
第一次世界大戦下、17歳のフランソワと年上の看護婦見習いマルトとの恋愛物。
マルトは婚約者がおり作中で結婚し人妻となりますが一旦別れたフランソワと燃え上がり不倫関係に陥りやがては妊娠してしまうという話。

フランソワを演じたジェラール・フィリップが端正な顔立ちのイケメンで、絵になる絵になる。性格造形は若くて勢いでグイグイいく肉食系男子であまり好感はもてませんでしたが、戦時中出征前の青年の恋愛物として、恋情が燃え上がり抑えきれないというのが公開当時は好まれたのかも…刹那的恋愛というか。

「肉体の悪魔」違いで間違ってレンタルしてしまった作品。あまり観ない恋愛物なうえに古典という馴染み薄いジャンルでしたが、モノクロフィルムと絵になるショット、画面と画面の繋ぎが多重露光で凝っていたりと予想外に楽しめました。
GPを立て続けに2本。今度はホイホイ話が進み強引で押しが強い猛進男の話。ラディゲとGPの2人の天才がぶつかり合い、GPの控え目なトーンが消されているが、これはこれで良いかも。恋人との気だるくグダグダした恋模様で、まだうぶで凄く嫌味ったらしくも爽やかな主人公。自由恋愛でもフランスは親を巻き込む事も有るのかと驚いた。愛人〜もそうだがGPは膝枕が素晴らしく似合う俳優。カットの繋げ方がとても洒落てる。
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

3.0
2015/4/20鑑賞(鑑賞メーターより転載)
婚約者のいる年上の女性と恋に落ち突っ走る高校生という、著者レイモン・ラディゲの実体験(凄え!そしてその後20歳で亡くなったというのも)に基づいた話。許されぬ、そして盲目の恋の火が第一次大戦という時勢に振り回されながら燃え上がったり消えかかったり。戦争終結の歓喜の中で「それが恋の終わり」を意味する2人だけが悲しみに溢れている、という皮肉が何とも胸をくすぐる。男はこちらも苦笑いするほどに猪突猛進でまだまだ子供なのだが、それをジェラール・フィリップが自身の端正さひとつで芸術作品の域にまで引き上げている。
カメラワークと白黒特有の光の加減が見事。1950年代の美と言われるフランス屈指の美青年ジェラールフィリップの表情が甘く切なく、見ていてたまらない気持ちになる。
主人公の男も女も、どうしようもない部分を持ちながら(特に男は身勝手な部分がちらほら気になるくらい)それでもやっぱり甘くて胸を締め付けるような愛が画面から滲み出てて、どうしようもなく画面を見つめ続けてしまう映画でした。
やし

やしの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ベットをグルッと一周して、暖炉を写すカメラワークが二回出てくるのだけどいい…

2回目の時、息が絶えそうなのをあらわす暖炉の炎🔥わかりやすいけどなんかいい…

衣装がレトロ…コルセットしてるのかな…わたしもあんだけくびれたいわ…

こういう恋愛ものをみるとなんだか本当にすごくせつなくなるので今回も玉手箱へ。
キタ

キタの感想・評価

3.1
タイトルが抜群に格好いいのですがエロぉいシーンはありません。美男美女が瞳を見つめ合い勢いよく接吻を交わすところまで。夜を共にし迎えた朝を表すのに雄鶏が鳴いたのには苦笑い。さすが古典作品。愛してるなんて台詞が飛び交いますが不倫の話。まだお子ちゃまなイケメン学生が軍人の妻と恋に落ち時に怖じ気づきながら『夫に真実を!いや無理だ別れなきゃでも愛してる』を繰り返し休戦で国が湧く中、軍人の夫の帰還と共に永遠の別れが来てしんみりと恋が終わる。父が息子の恋心を下劣だと憐れむ台詞が良い『女に冷たくされると腹が立ち愛されると別れたくなる』
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