ゆみモン

南極物語のゆみモンのレビュー・感想・評価

南極物語(1983年製作の映画)
3.5
なんとなく辛くなりそうで、これまでちゃんと観なかったが、今回鑑賞。

「何故南極観測に犬ぞりなのか?」もよく知らなかった。氷上車・雪上車があったのでは?と思っていたが、調べてみたら
【厳しすぎる環境ゆえ、当時の最新鋭の雪上車が故障して機能しなくなる可能性があるからだ。観測調査を行う移動中、雪上車の故障で路頭に迷えば、命の危険に直結する。 そのため多少の故障でも手作業で素早く直せる犬ゾリが安全な移動手段であり、人間を乗せて極地を走り続ける屈強なカラフト犬を同行させることが、観測調査成功の要素として不可欠だった。】ということだった。
なるほど…、機械よりも動物だったのか。

”動物と子どもにはかなわない“と言われるが、まさしく犬たちの演技力?に泣かされた。
動物タレントプロダクションというものがあるのは知っているが、どのようにしてあのような表情やしぐさをさせるのだろう。本当に不思議だ。

動物たちは厳しい弱肉強食の世界で生きているのに、人間は動物たちに助けられ恵みを受けて生きている。だからといって自分にはどうすることもできないのだが…。

タロとジロが生きていて再会さて感動…というだけでなく、人間と動物の関係についていろいろ考えさせられる作品だった。