サイコパスでない、イーストウッド的な役柄のエド•ハリス。
なぜコーチジョーンズがラジオを初見から興味を持って世話を焼くようになったのか、正しいことだからと明言を控えてしまうために、実話の後押しがあってもコーチとラジオの関係に嘘くささや懐疑的な印象も持ってしまった。
それが、過去に自分の何もしなかった体験からとわかるとやや心情が理解ができた。彼自身の善行からではなく、罪悪感からの行動ということか。この告白があるのとないのとで物語の見方がかわる。コーチの圧倒的な人格者っぷりが薄れて人間くささを感じ取れた。ともすると自分の考えを押し通す強引な性格の見方もできる。
これは多感な、まさにジョニーくらいの若い年齢のときに観たら感動したと思うが、擦れた自分にはそんなにジーンとこなかった…。なんか理髪店に集まった否定的な大人たちや権力者のフランクにも一定の理解ができるなーと思ってしまい。
ラストの本人の映像?がよかった。