高校アメフトの名コーチと知的障害のある黒人青年の実話に基づく感動ストーリー！！
アメリカ最大の発行部数のスポーツ専門雑誌の掲載記事を映画化した作品との事ですがとても良かったです。
サウスカロライナ州にあるハナ高校の教師で、アメフト部のコーチを務めるハロルド（エド・ハリス）はいつも通りチームの指導にあたっていたが、その練習場には周辺をいつもうろつく黒人青年がいた。
ある日、その黒人青年はアメフトのメンバーから酷な嫌がらせを受けた事がきっかけとなり、ハロルドから練習場に招かれ後にチームの練習を手伝うことに。青年はラジオが好きなことから愛称ラジオと呼ばれ、チームに徐々に馴染んでいきます。
ラジオは知的障害のある青年。母曰く"ラジオはとても良い子、人より頭の回転が遅いだけで、あとは普通の子と何も変わらない"
はじめは話す事も出来なかったラジオが、チームや学校に馴染むに連れて全てが良い方向に向かうかに見えました。
しかし、よく理不尽な理由で相手を良く思わない大人ってどうしてもいるんもんですね💢ラジオはアメフト部で、高校で、住む街で悲しいトラブルに巻き込まれたり、心無いイジメにあったりしますが、気づけばラジオの優しさによって雰囲気が変わっていきます。
ラジオは多くのコミュニケーションを通じて馴染み、学び、話せるようになり、生きがいを見出したようになります。ある人は"変わったのはラジオじゃなくラジオの周りにいる人たちだ"と言いました。それも狭いコミュニティじゃなく、学校や地域全体を。
名コーチのハロルドはなぜラジオへに対して思い入れがあるのか！？その理由にも深いものがあります。そしてハロルド自身の家族の物語もありました。妻や同じ学校の生徒でもある娘の存在も関わりを見せます。とても素敵な家族でした^ ^
このような作品から学ぶことは多いですが、自分は進歩してないと嘆くばかりで情けないですね。それでも懲りずにハロルドのような正しいことに対する信念を貫けるようにと思う次第です…
二人のその後の物語も素晴らしいです！！
コーチ役のエド・ハリスはもちろん良かったんですが、やっぱりラジオ役のキューバ・グッディング・Jr.が素晴らしいです。トム・クルーズ主演「ザ・エージェント」でアカデミー賞助演男優賞を受賞してたんですね〜再鑑賞が必要なようです^^;
